マルゲリータ・グリエルミ Margherita Guglielmi
イタリア・ヴァレーゼ在住。
16歳の若さで《リゴレット》ジルダ役にて名バリトン歌手C.ガレッフィ氏と共演、オペラ主役デビューをする。
1年後に再び《リゴレット》でC.タリアブーエ氏と共演、その後世界が認める名ソプラノ・レッジェーロとして一世を風靡する。
ローマ・オペラ座にて《清教徒》に出演、G.ライモンディ氏と共演、ミラノ・スカラ座にて《リゴレット》《ランメルモールのルチア》《ドン・パスクワーレ》《仮面舞踏会》などに多数出演し、20年間途切れることなくスカラ座全シーズン、全ての世界ツアーに出演する。
1969年には、テノール歌手F.コレッリ氏と共にスカラ座より「金の胡桃賞」を授与された他、イタリア国内外の主要国立歌劇場で常に大変高い評価を受ける。
1967年第5次NHKイタリア歌劇団の日本公演にて初来日、1981年ミラノ・スカラ座初来日公演で再来日している。
また、イタリア・ベルカント唱法を伝承することのできる歌い手として全世界に名声を博しており、指揮者C.アッバード氏、そして演出家故F.ゼッフィレッリ氏からも、絶大な信頼を得ている。
現役を退いた今日でも、伝統ある正しいベルカント唱法を唯一伝えることのできる指導者として、後進の育成にも力をいれている。
昭和音楽大学、武蔵野音楽大学、フェリス女学院大学などより招聘され、数多くのレッスンを日本でも行う。