『マルゲリータ・グリエルミ声楽講習会』は、愛好家からプロまで声楽を愛する多くの人々を対象に、正統なベルカント唱法を学ぶ事を目的とした講習会です。ベルカント唱法を伝承する歌い手として名声を博し、指導者として高い評価を得ているマルゲリータ・グリエルミ女史を招聘し、個人レッスン、グループレッスンを開講します。
第7回マルゲリータ・グリエルミ声楽コンクール(予選2024年6月8日、本選同年7月16日)への参加準備のためにも、ぜひご参加ください。

講 師


マルゲリータ・グリエルミ
Margherita Guglielmi
(ソプラノ・リリコ・レッジェーロ)

イタリア・ヴァレーゼ在住。

16歳の若さで《リゴレット》ジルダ役にて名バリトン歌手C.ガレッフィ氏と共演、オペラ主役デビューをする。
1年後に再び《リゴレット》でC.タリアブーエ氏と共演、その後世界が認める名ソプラノ・レッジェーロとして一世を風靡する。
ローマ・オペラ座にて《清教徒》に出演、G.ライモンディ氏と共演、ミラノ・スカラ座にて《リゴレット》《ランメルモールのルチア》《ドン・パスクワーレ》《仮面舞踏会》などに多数出演し、20年間途切れることなくスカラ座全シーズン、全ての世界ツアーに出演する。
1969年には、テノール歌手F.コレッリ氏と共にスカラ座より「金の胡桃賞」を授与された他、イタリア国内外の主要国立歌劇場で常に大変高い評価を受ける。
1967年第5次NHKイタリア歌劇団の日本公演にて初来日、1981年ミラノ・スカラ座初来日公演で再来日している。
また、イタリア・ベルカント唱法を伝承することのできる歌い手として全世界に名声を博しており、指揮者C.アッバード氏、そして演出家故F.ゼッフィレッリ氏からも、絶大な信頼を得ている。
現役を退いた今日でも、伝統ある正しいベルカント唱法を伝えることのできる希少な指導者として、後進の育成にも力をいれている。
昭和音楽大学、武蔵野音楽大学、フェリス女学院大学などより招聘され、数多くのレッスンを日本でも行う。