敗戦後急速に経済発展を遂げた我が国ですが、一方文化の面では大きな立ち遅れが目立っています。文化といってもいろいろな分野がありますが、私の個人的な趣味である音楽の分野で、日本でも世界に通用する歌手が育ってほしいと思ってまいりました。

 そうした中、イタリヤのスカラ座で一世を風びした名ソプラノで、今は後進の育成に情熱を注いでいるグリエルミ女史とのご縁ができ、彼女を日本に招聘しようというプロジェクトがはじまりました。過去数回、実行委員会形式でつつましく実行してまいりましたが、地味ではありますが、大きな成果をあげることができたと思っております。

 この度今年の講習会を実施するにあたり、今までのような実行委員会形式ではなく、新しく社団法人を立ち上げこの社団の活動として行っていくことによって、より一層社会的な役割を明確にしていくことにいたしました。

 今まで以上のご理解とご支援の程をお願いいいたします。

一般社団法人 芸術文化グローバルワークス
理事長  愛知 和男